ベトナム語

ベトナム社会主義共和国の87%を占めるキン族(べト族)の母国であり、ベトナムの公用語です。他にカンボジア、ラオス、タイなどの民族も使用しています。ベトナム語は世界で最も響きの美しい音楽的な言語の一つといわれています。6つの声調と11の母音を習得しなければいけませんが、文字はローマ字で表記され、語形変化がないので、文法は比較的簡単なのが特徴です。東南アジア大陸部の言語は、インド文化の影響を強く受けていますが、ベトナム語は例外的に中国語と漢字文化の強い影響を受けているので、日本人とっては親しみやすく、学びやすい言語といえるでしょう。 6種類の声調を有するベトナム語は、音楽性に乏しい日本語を母語とする日本人にとっては少し難しいかもしれません。しかし語形変化はなく、文法は易しいため、語彙を正確な発音でマスターすることに集中すれば決して困難な言語ではありません。ベトナム語のルーツやハノイ(北)とホーチミン(南)での発音の違いなどを説明しながら、声調を中心とした発音学習に力を入れています。